子どもの口の中について　１

こんにちは

 

姫路市飾磨区の三木歯科です

 

 

子どもの治療やケアは難しいです。

 

なぜなら

 

口の中を診ることが難しかったり

 

言葉での伝達が難しいからです。

 

 

そのうえで子どもの時に起きやすい口の中の異常などについて話していきます。

 

 

・アフタ

直径が数mm程度の円形の浅い潰瘍で周囲がやや赤くなります。

 

軽度の痛みがあり１週間程度で自然と治ります。

 

大人でいう口内炎の様なもので、発生は稀で口腔内用軟膏などを塗ることもあります。

 

 

・リガ・フェーデ病

 

新生児または乳児の舌や粘膜に発生する疾患で外傷性の潰瘍の１種です。

 

先天歯（生まれた時から既に生えている歯または生後２ヶ月以内に生える歯）や

 

生えかけの下顎乳中切歯が刺激となっておきます。

 

刺激が長期になると潰瘍部に肉芽組織が増えて硬くなってくることがあります。

 

新生児や乳児の場合は哺乳量が減ったり

 

体重増加の鈍化などで気づくことがあります。

 

対処としては

 

刺激となっている歯の先を削ったり

 

歯の先をカバーしたりしますが

 

子どもの成長具合などをみて対応していきます。

 

 

・上皮真珠、エプスタイン真珠

 

上皮真珠は

 

歯が生えてくる前の歯ぐきに直径１～３mmの小真珠様の腫瘤が生じるものです。

 

口の発育過程で役目を終えて吸収されるはずの細胞が残って腫瘤になったものです。

 

ほとんどが自然に消滅するので経過観察していきます。

 

エプスタイン真珠は上あごの硬い部分と柔らかい部分の境の正中に生じたものをいいます。

 

 

子どもの口の中は先ほども述べたように

 

なかなか気づきにくく、気づいても口の中をしっかりと診るのが難しいです。

 

ほとんどのものが自然と治ったり

 

経過観察することが多いですが

 

何か異常に気づいたり、気になる事があれば早めに歯科医院を受診しましょう。

 

 

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